今回はタイトルにもある通り、「サジェスト対策」について解説いたします。

『サジェストってどうやって表示されるの?』『サジェストにどう向き合っていけばいいの?』といった内容に悩まされている経営者やweb担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、企業のweb担当者様に役立つ「サジェスト対策」についてまとめました。今後の風評被害対策の参考にしていただければと思います!

キーワード表示の仕組み

  サジェストとは「予測候補」のことを意味し、この予測候補機能はYahooやGoogleなどの様々な検索エンジンに備わっています。検索ボックスにキーワード入力すると自動で下に表示される予測候補のことです。

では、サジェストキーワードがどのような仕組みで表示されているのでしょうか?

サジェストキーワードが表示される要因は多数あるのです!今回はそれらを一つずつ解説していきます。

1.検索回数

過去に多く検索されたキーワードがサジェストに表示される基準になってきます。頻繁に検索されたキーワードが検索ニーズの高いキーワードだと検索エンジンが判断し、上位に表示させるのです。直近で話題になったものなど、短期間で急激に検索回数が伸びたキーワードもその対象になります。

2.検索人数

過去に検索された回数だけでなく、検索した人数も要因の一つになってきます。仮に、一人の人が同じキーワードを何度も検索したとしてもそのキーワードはサジェストには反映されないのです。ですので、意図的にキーワードを上位に表示させるのは難しいのです。多くのユーザーが検索していることが必要になります。

3.位置情報

キーワードにもよりますが、ユーザーが検索した場所に基づいてサジェストが表示される場合もあるのです。これは検索エンジンがユーザーの位置情報を読み取り、ニーズにあったサジェストを表示させているからなのです。特に飲食店など位置情報に結びつくキーワードはこの要因が多いです。

4.検索履歴

ユーザーの検索履歴に基づいてサジェストが表示される場合もあります。過去に検索されたキーワードは検索ニーズの高いキーワードだと検索エンジンが判断し、上位に表示させるのです。この検索履歴に基づいたサジェストは他の要因に基づいたサジェストと異なり、履歴を削除することによってサジェストを消すことができるのです。  

サジェストが表示される仕組みには全ユーザーに共通する要因と各ユーザーに固有の要因が存在するのです。サジェスト対策するには、最初にどの要因に当てはまるのかを把握するのが大切です。


メリット・デメリット

サジェストには大きなメリットがある反面、デメリットもあるのです。 それぞれメリットとデメリットを以下にまとめて見ました。

  • メリット
  1. キーワードの入力の手間を省くことができる
  2. 検索したいキーワードの一部が分からなくても検索することができる
  3. 誤字脱字を減らすことができる
  • デメリット

ネガティブなサジェストワードによって風評被害が発生する場合がある。 例をあげるとサジェストに「ブラック」や「パワハラ」と表示されてしまう場合です。このようなネガティブワードが表示されてしまうと会社やサービスのブランドイメージの低下や採用率や売り上げの悪化につながりかねないのです。もし、このようなネガティブワードが表示されてしまったら早急な対策が必要になります。

サジェストはユーザーの効率的な情報収集を手助けしてくれます。しかし、問題点もあるのです。


正しい付き合い方

風評被害につながってしまわぬようにサジェストと上手に付き合っていかなければなりません。 どのように対処するのが正しいのでしょうか? ネガティブワードが表示されていない場合と、表示されている場合に分けて解説していきます!

  • 今のところ表示されていない場合

ネガティブワードによる機会損失を防ぐためには早期発見が鍵になってきます。時間が経ってしまってからでは遅いのです。ですので、監視モニタリングが有効でしょう。最近では多くの企業が導入し始めています。監視であれば自社で取り組むこともできます。より効率的に広範囲で監視を進めるのであれば、専門家に依頼するのが一番です。

  • 既に表示されてしまっている場合

サジェストを実際に削除するとなると専門的な知識が必要になってきます。自社で消そうとして逆炎上につながってしまったケースもあります。ですので、速やかに専門家に相談しましょう。

表示されている、されていないに関わらず対策は必須になってきます。コストや被害を最小限に抑えるためにも早期発見できる状態を整えておきましょう。


まとめ

ということで、今回はサジェストの仕組みやメリット・デメリット、正しい付き合い方について説明していきました。 ネガティブワードがサジェストに表示された状態を放置してしまうと、気づかぬうちに機会損失につながってしまうのです。 そうならないためにも、監視モニタリングは重要になってきます。 ネガティブワードの早期発見と対策をしてブランドイメージを維持していきましょう。 もしサジェスト対策に関してお困りであれば、お気軽にご相談ください。