風評被害対策の中でも重要な対策方法である、サイトの削除・非表示。
サイトを削除・非表示したいが、現在サイトの数・種類は無数にあり全てのサイトを完璧に対策するのは難しく、どのサイトから対策すればいいのか、どのサイトを気をつければいいのかなど、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
- サイトの削除・非表示って、実際どういう効果があるのかあまり理解できていない。
- どのサイトを対策すれば費用対効果がいいのか絞りきれていない。
- 対策しているが実際、効果が感じられない。
上記のお悩み・課題をお持ちの方は、この記事を読んでいただけると「サイトの削除・非表示」の基礎知識や実際に何から始めればいいのか、どのサイトを気にすればいいのかが見えてきます。
サイトの削除・非表示とは?
サイトの削除・非表示とは、ネット上の風評被害対策の内の1つで多くの企業がしている施策です。
現在、一口に「サイト」の種類といっても就職系や不動産系、電話番号サイトをはじめ大・小様々なサイトが存在し、日々企業に関しての評価が載せられています。2020年からコロナの影響もありオンラインでの情報収集が主流になってきました。その結果、より一層サイトへの対策が重要となってきています。
ネット社会におけるサイトの役割
サイトの役割は、ユーザーのニーズに合わせた情報の提供元です。
先ほども記した通り、コロナの影響でオンラインでの情報収集が主流になりその時の情報源としてサイトの存在感が大きくなってきました。就活・転職系サイトは採用活動に。電話番号系サイトは営業活動に。ユーザーが求める情報に応じて閲覧するサイトが違ってきます。
サイト上の情報が及ぼす悪影響
悪影響は大きく、以下の事態に繋がるケースが多いです。
- 売上の減少
- 採用活動における選考や内定辞退
- ブランドイメージの低下
- 既存顧客や新規顧客の減少
もちろん、企業にとって良いことが載せられていればプラスに働きますがサイト内ではネガティブなワードが使われたものが目立つ傾向にあります。さらにネガティブなものが多ければ多いほど新しいものが増えていきやすいので悪循環に陥り、一般の方の目に触れる機会が多くなります。その結果、企業様に対してネガティブなイメージをもち、上記のような悪影響が生じてしまいます。
被害が出やすいサイトの種類
いざ対策しようとしても限られた予算の中で、どのサイトを優先すべきか、どのサイトが被害が出やすい傾向があるのか決めきれずお悩みの方いらっしゃるのではないでしょうか。
サイトの削除・非表示は、もちろん対策費用がかかってくるのでなるべく費用対効果が出やすいサイトを狙って対策することが理想だと思います。今回は、5万件の対策実績がある弊社の対策チームから得た情報を元にまとめましたのでご参考になると幸いです。
①不動産(住居)系サイト
不動産系サイトでは「マンションコミュ二ティ」「不動産ノート」「e戸建て」の3つのサイトの対策事例が多くなっており、まずは3つのサイトの特徴を挙げていきます。
「マンションコミュニティ」は住宅関係、住宅・不動産会社関係の口コミ掲示板サイトです。契約しようかと迷っている会社の評判、買うか悩んでいるマンションの評判など、気になっていることが何でも簡単に知ることができます。
「不動産ノート」は不動産会社のついての口コミ掲示板サイトです。不動産・賃貸取引に関しての情報を口コミとして誰でも載せられることができます。
「e戸建て」は注文住宅・建売住宅に関する日本最大級の口コミサイトです。戸建てに関する情報であれば、あらゆる問題について書かれていて例えば、ハウスメーカーの評判や、担当者の雰囲気についてそんなことまで載せられています。
これら3つのサイトは、共通することは不動産の領域で検索した際に上位表示されやすく誰でも匿名で書き込めることです。
特に不動産投資・賃貸・ハウスメーカーは一回の購入の費用が高く慎重な買い物になることが多いので、一般の方との距離が近い、これらサイトからの情報が契約の判断材料の大きな比重になっているので、ほとんどの企業様が対策をしています。
②就職系サイト
就職系サイトでは「en Lighthouse」「open work」「みん就」の3つのサイトの対策事例が多くなっています。
「en Lighthouse」、旧名は「カイシャの評判」として知られ、年間500万ユーザーが利用する日本最大級の口コミプラットフォームです。320万件以上の社員・元社員の口コミが掲載され、トップページの統計データ、平均年収や残業時間など求職者がほしい情報が一目で見れるように刷新されました。
「open work」は750万件以上の社員口コミ、135万社以上の企業を掲載をしている口コミサイトです。風通しの良さ、20代の成長環境などの8つの評価スコアが載せられていて、口コミ欄もワークライフバランスや入社の理由・入社後のギャップなど8つのカテゴリで分けられ見やすくまとめられていることが特徴です。
「みん就」は、正式名称「みんなの就職活動日記」として、就活生同士の意見交換の場や、内定者の経験談や選考時の自己PRなどの情報を得られる場として多く利用される口コミサイトです。主に、新卒を迎える学生を対象としたサイトです。
これらのサイトの特徴は検索順位・利用頻度の高さから採用活動時の影響が大きいことです。
先ほども説明しましたが、採用活動時の被害は、選考・内定の辞退に繋がることです。優秀な人材ほど情報を集め精査し、その被害というのは知らないところでの機会損失という形がほとんどなので採用担当者の方が認識する可能性は低くなっています。
③ブログサイト
ブログサイトは、「ライブドアブログ」「Amebaブログ」の2つのサイトが対策事例が多いです。
「ライブドアブログ」は数100万のブログが開設されており、数1,000万の閲覧者抱える大規模なブロブサイトです。誰でも無料でブログを開設でき、コンテンツの自由度が比較的高いので様々な内容が載せられています。
「Amebaブログ」は日本第1位のブログサイトとして、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。特徴は、ブログサイトでありながらSNS的なコミュニケーションを取りやすくユーザー間の交流が活発で規約なども他ブログと比べしっかりしている点です。
これら2つのサイトなどブログサイトは、閲覧数が高いブログの内容のみ上位表示され、その内容がネガティブなものであることが多いことです。また、その内容が多く見られるとサジェストにも影響してネガティブなキーワードが表示されてしまいます。サジェストは1番最初に企業についてみられる場所なので悪影響が広がってしまいます。
④電話番号サイト
電話番号サイトは、「jp number」「電話帳ナビ」の2つのサイトの対策実績が多いです。
「jp number」は特定の電話番号に関して、誰からの電話であるか、どういった電話がかかってくるのか、といった情報を投稿する口コミサイトです。ある日、突然見知らぬ番号から電話がかかってきて、その電話番号をGoogleなど検索したときに出てくるサイトがこの「jp number」というサイトです。
「電話帳ナビ」も「jp number」と同じように全国の施設・団体・お店・企業の電話番号を登録したネット上の電話帳です。電話帳ナビでは、どこの電話番号かを登録しているだけではなく、電話番号に関する口コミ情報なども一緒に登録しています。また、電話番号による検索だけでなく、お店の名前などから口コミなどもチェックでき、また2つのサイトはアプリでの利用だとさらに情報がみやすくなります。
これら電話番号サイトは、営業会社の方が特に気にすべきサイトです。テレアポを積極的に行っていると書き込まれるケースが多く営業活動に支障がきたすほど口コミが荒れている場合あるのでチェックが必要です。
⑤2ちゃんねる・5ちゃんねる
これら2つのサイトは分裂して2つになったサイトで、日本最大の電子掲示板(口コミサイト)です。
特徴としてはそれぞれ、スレッドと呼ばれるその話題についての口コミを載せられるものをたてることで誰でも、気軽に匿名で書けることで、誹謗中傷や事実無根の内容が多く載せられていることも多いです。これらサイトは今まで紹介したサイトの種類の中でも、最も書かれやすい印象があります。チェックしないと気づかない内に、炎上しているかもしれません。
サイトの削除・非表示の方法
サイトの削除・非表示をする理由、サイトが及ぼす悪影響、被害が出やすいサイトをまとめましたが、ここからはサイトの削除・非表示の方法をご紹介します。
逆SEO対策(非表示)
逆SEO対策とは、通常のSEOとは真逆のGoogleなどの検索エンジンで検索した際に対象のWebページを下位表示させることでユーザーから見えにくくさせる施策です。
ネットで逆SEO対策と調べると、手法について「ペナルティを受けるリンクを送る」「スパムと認識させる」などグレーゾーンな施策と書いてあるページもありましたが弊社の手法は異なるものです。
それは、上位表示されるようなポジティブサイトを用意することです。
複数のポジティブサイトを用意しそれらサイトのSEOを改善して上位表示させることで間接的にネガティブサイトの順位を押し下げることができます。そうすることで逆SEO対策はただ、ネガティブなものを見えなくするだけでなく健全なポジティブサイトを上位表示させることで企業名を検索された際のイメージアップに繋げることで、リスクのケアに加えてこれからの企業活動のプラスにすることが可能です。
サイト削除対策
サイトに関しての削除は、口コミや記事1件の削除からサイトの自社の情報があるページのURLの削除(簡単に言うと「404エラー」「Not Found」と表示される状態にすること)まで、様々な要望に応じて削除ができます。
削除対策は自社で行うか、弁護士に依頼するか、専門業者に依頼する3パターンがあります。
自社でサイト内の口コミの削除をする場合、各サイトに設けられている削除申請窓口に申請する流れになりますがこの場合、削除されるケースが極めて少ないです。費用がかからないことはメリットですが申請窓口には日々削除依頼が多く寄せられていて削除する義務もないので無視される場合がほとんどです。
弁護士に依頼する際は、個人よりは削除の確率が高くなりますが費用が高く、削除できない場合も費用だけがかかるケースがあるのであまりおすすめはできません。
専門業者の場合は、一般向けに公開されている窓口とは違う窓口から要請できるパイプを持っていたり、申請の内容も過去のノウハウに基づいた専門性の高い内容で送ることができたりと削除の可能性は3つの方法の中では最も高いです。費用は個人よりは高く弁護士よりは安いのが相場です。
弊社では、成功報酬型のサービスや、業界唯一の再発防止保証付きのサービスがあるので対策をお考えの企業様はご相談ください。