風評被害対策に際に重要な手法となる、逆SEO対策。今回は、逆SEO対策の基本と逆SEOに有効なサイトを紹介します。
逆SEO対策は風評被害対策には欠かせないもので企業のレピュテーションリスクを考える上で理解すべきキーワードなのでこれを機に知識を深めましょう。
逆SEO対策とは
逆SEO対策とは、企業にとってネガティブな存在になるサイトを検索順位を下位にする施策です。
通常のSEOは、見て貰いたいサイトの検索順位を上位に表示させるものでそこから自然にサイトに流入させやすくするものです。文字通り、逆SEOはその逆で企業側が見られたくないサイトの検索順位を下位にすることでユーザーの目に触れないようにさせます。
逆SEO対策の目的
逆SEOの目的は見られたくないサイトを見せないことです。
後ほど対策方法を詳しく説明しますが、簡単に言うとネガティブなサイトを下位に表示させるために企業にとってポジティブなサイトなどを上位表示させていくので見せたくないサイトを隠し、見せたいサイトを見せていくことができるので一石二鳥の効果が得られることがポイントです。
逆SEO対策をすると良いこと
逆SEOのメリットは先ほども触れましたが、
- ネガティブなサイトを見せにくくして、サイトからの自然流入を減らすことができる
- ポジティブな、見せたいサイトを上位表示させてサイトからの自然流入を増やすことができる
- ネガティブなサイト自体を対策せずに被害を抑えることができる
上記の3点がメリットになります。
逆SEOは、時間が数ヶ月かかりますがネガティブなサイトの投稿や書き込み・評価自体を対策することなく自然と対策した状態と同じ効果が得られるので多くの企業様が依頼される手法です。
逆SEO対策が有効なサイト
サイトを下位表示させる逆SEO対策。
対策をするにしても「逆SEOをしたいサイトがたくさんあるが予算の関係で絞らないといけない。」「どのサイトが1番見られているか分からないから悩んでいる」などの声をいただくことがあります。こちらでは、そんなお悩みをもつ方のために優先して対策すべきサイトをご紹介します。
有効なサイトの見つけ方
実際、具体的に有効なサイトは各企業にとって異なると思います。ただ、それぞれに共通することは検索した際によく上位表示されると言う点です。自社だけでなく、競合他社の名前でも検索し同じサイトが出てくればそのサイトが影響力が強いサイトといえるでしょう。そんなサイトにネガティブな内容が載っていたらすぐに対策をかんがえるべきです。
具体的な、逆SEOが有効なサイトの見つけ方は
「企業名 ネガティブなサイトが出てくるキーワード」で企業名を変えて複数回検索して上位に表示されているサイトを見つけることです。
ユーザーがどんなキーワードを入れて自社について調べたのか、SEOが強いサイトを見つけて検索キーワードを見つけることが大事です。
対策回数が多いサイト3選
逆SEOが有効なサイトは各企業にとって異なってきますが、弊社に逆SEO対策をした回数が多いサイトも、優先すべきサイトだと考えられ
「マンションコミュニティ」「転職会議」「2ちゃんねる」が優先すべきサイトです。
今回は、逆SEO対策を得意とする弊社の対策事例から3つの対策すべきサイトをご紹介します。これらサイトにネガティブな情報が載っていたら要注意です。
①マンションコミュニティ
マンションコミュニティはミクル株式会社によって運営されている、住宅関係、住宅・不動産会社関係の口コミ掲示板サイトです。 2chや5chなどの掲示板サイトと同様に誰でも匿名で気軽に書き込み、閲覧ができ、不動産業界でよく使われるサイトです。
マンションコミュニティからマンション情報を得る方法はシンプルで、サイト内の「スレ検索」に調べたいマンション名を入力するだけです。マンションの住人やマンションの購入予定者などがさまざまな情報を投稿していて、それを読むことができます。
投稿内容はマンションの住み心地だけでなく、次のようなものもあります。
「売れ残っている202号室が390万円引きになっていました」
「モデルルームに行ったけど、営業マンから名刺はおろかカタログももらえなかった」
このように、生々しい生活の様子や販売会社の対応など様々な情報が書かれています。
マンションコミュニティにマンション情報を投稿する方法も簡単です。対象のマンションに「スレッド」とよばれる掲示板に投稿欄があるので、そこにコメントを書き込んでクリックするだけで個人情報の入力も登録も必要ありません。掲示板5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)で閲覧したり投稿したりしたことがある人であれば、抵抗なく操作できます。
②転職会議
転職会議は、株式会社リブセンスによって運営されている企業に関する就職や転職関連のクチコミ掲示板サイトで2020年現在、掲載企業462万社、300万件の企業に関するクチコミ情報が掲載されている。会員登録者数は700万人を超えている採用活動に影響を与えるサイトです。
転職会議は、サイト内で企業に対する基本情報、評価や口コミ、求人情報などがわかりやすくまとめられていて特に、口コミ欄は「年収・評価制度」「退職・転職理由」「ワークライフバランス」をはじめとした12項目で細かく分けられています。
口コミはもちろん匿名で自由に書くことができるので、「この会社は風通しがよく、休みもしっかりとれるから働きやすいですよ。」といった口コミや「残業時間が月80時間を超えてるけどちゃんと残業代が支払われない。」などといった企業にとってプラスな内容、マイナスな内容どちらもある状態がほとんどで今働かれている方、元、社員と思われる方のリアルな情報が口コミになっています。
2ちゃんねる(現、5ちゃんねる)
2ちゃんねるとは、1999年に西村博之(ひろゆき)を管理人として開設された、国内最大級の電子掲示板サイトです。今は、「5ちゃんねる」として名前を変え「2ちゃんねる」は全く新しいものに変わっています。
2ちゃんねるでは、分野別に分けられた「板」の中に、話題ごとに投稿が蓄積される「スレッド」と呼ばれるものが設置され、その中で「レス」と呼ばれる個々の投稿が交わされる、という構造になっています。非常に多量のスレッドが新設されており、「巨大掲示板」が2ちゃんねるの代名詞となっていてWebサイトとしても国内有数のアクセス数、ユーザー数を持っています。
2ちゃんねるでは発言者は匿名で記事を投稿することができ、独特の文化が成立していて独特の用語が社会に浸透したり、ある種の社会現象を生み出したりする影響力を持つ場合も少なくありません。また、膨大な話題の中から、体験談等の書き込みが書籍化、映像化されたり、犯罪予告が書き込まれてから実際に事件が発現するといったサイトの中でも特殊な部類に入ります。
逆SEOの対策方法について
逆SEO対策は、ポジティブなサイトを上位表示させネガティブなサイトの検索順位を押し下げることで風評被害対策になります。
- 自社サイトなどポジティブなサイトを上位表示させる
- サイトの上位表示を維持していく
この2点が、逆SEOのポイントになってきます。
自社サイトを上位表示させるためには、ネガティブなサイトが上位表示されてしまう検索キーワードを把握してそのキーワードで表示されるように自社サイトを改善します。そうすることでGoogle側に評価されるようになり、早くて、2~3ヶ月程度で上位表示されるようになります。
自社サイトが上位表示されるようになったら、次はそれを維持し、管理することが重要になってきます。サイトを管理しないと、再度ネガティブなサイトが上位にきてしまったり、Googleのアルゴリズムの変化等で自社サイトの順位が下がってしまう可能性があります。サイトを維持してこそ、逆SEOが有効になります。
まとめ
逆SEO対策は自社でもできる施策ですが、専門的な知識やノウハウがないと時間とコストだけがかかってしまうので、今すぐの対策をお考えの方は専門業者に依頼することをおすすめします。
リブランディング株式会社は、逆SEO対策をはじめとしたネット上の風評被害対策のサービスを提供しています。ネット上でお困りのことがあればぜひご相談ください。