今回の記事では、企業や店舗が情報を掲載している「Googleマップ」にあるGoogle口コミの書き方について紹介します。
Googleアカウントを持っているユーザーは、Googleマップに掲載されている企業や店舗について、訪れた場合に口コミが書くことができます
つまりユーザーは、口コミを通して、訪れた企業や店舗のサービス内容や従業員に対する感想や意見を伝えられ、Google口コミで気軽に企業や店舗とコミュニケーションが取れるのです。
今回の記事では、このGoogle口コミの書き方を紹介し、さらに書き方の注意点を紹介します。
Google口コミを書きたい場合
ここからは、Google口コミの概要について紹介し、Google口コミの投稿方法を紹介します。
まずはGoogle口コミの概要について、少し理解しておきましょう。
Google口コミは誰でも書き込み・閲覧できる
Google口コミは、実際に企業や店舗などその場所に訪れた人であれば、Googleアカウントを持つ人は誰でも情報が書けます。
また、口コミはすべて一般公開され、Googleアカウントを持っている人であれば、誰でも閲覧できます。特定の誰かには口コミを非表示にする、といったことはできません。
Google口コミを投稿するにはマイアカウントが必要
まず、Google口コミを書くには、自分のGoogleアカウントが必要です。
口コミを投稿する際に、Googleアカウントで設定したアカウント名やアイコンが表示されます。
実際は、身バレを防ぐために、多くの人が自分の写真でないアイコンと匿名のユーザー名で投稿しています。
企業や店舗がGoogleマップに掲載されていることが必要
Google口コミを投稿したい場所が、Googleマップに掲載されていない場合、口コミは書き込めません。
Google口コミの書き方｜PC編
パソコンからGoogle口コミを書きたい場合、PCでGoogleのマイアカウントへログインし、口コミを投稿したい企業や店舗を検索します。
下図のように、PCでは画面の右側にGoogleマップが出てきます。
そして、下にスクロールして「クチコミ」というカテゴリーにある、下図にある「クチコミを書く」というボタンをクリックします。
「クチコミを書く」というボタンをクリックすると、以下の画面に移行します。
ここで、5段階評価を星で選択したり、感想を書いたりします。写真がある場合は写真のアップロードが可能です。
写真の掲載や、書き込みは自由ですが、口コミを投稿する場合、星の5段階評価は必須となります。
※この場合、ユーザー名とアイコンは伏せてありますが、通常は表示されます。
Google口コミの書き方｜スマホ編
以下は、スマホでGoogle口コミを書く方法です。iPhoneとAndroidに分けて紹介します。
Google口コミの書き方｜iPhone
iPhoneの場合、Google MapかGoogle検索で企業や店舗を見つけてPCの場合と同様に、「クチコミを書く」というボタンをクリックして口コミを投稿します。
Google口コミの書き方｜Android
AndroidでGoogle口コミを投稿する場合、大半はiPhoneと同じ流れとなります。
口コミを書きたい企業や店舗をGoogleで検索し、「クチコミ」をタップし、投稿します。
口コミの投稿方法は以上となります。アカウントと投稿したい場所のGoogleマップ掲載があれば、手軽に投稿できるのです。
Google口コミが書けない場合
Googleマップの口コミ欄に、口コミが投稿できないケースがあるようです。
そこで、Google口コミが書けない場合の対処法を紹介します。
考えられる対処法は、iPhone・Android・PCともに共通です。
h4Google口コミ が書けない場合｜iPhone・Android・PC共通
iPhone・Android・PC共通で、以下5点の方法を試して、口コミが投稿できるか確認してください
- アプリ再起動
- アカウントに再度ログイン
- アップデートを確認
- Googleマップのアプリで投稿（ブラウザで投稿した場合）
- 別の端末（スマホ・PC）で投稿
Google口コミを書くときの注意点
Googleマップに口コミを投稿するときに注意すべきポイントを紹介します。
Google口コミで書いてはいけないこと｜コンテンツポリシー
口コミを投稿するには、Googleが定めるコンテンツポリシーを遵守していなければなりません。
万が一遵守していないと、削除される場合があります。
Google口コミには、スパムや不適切なコンテンツなどのポリシーに違反して削除されるケースが多くあります。ポリシー違反で削除されたクチコミは復元できません。
Google口コミで書いてはいけないコンテンツは以下です。
- スパムと虚偽のコンテンツ
- 関連性のないコンテンツ
- 制限されているコンテンツ
- 違法なコンテンツ
- テロリストのコンテンツ露骨な性的表現を含むコンテンツ
- 不適切なコンテンツ
- 危険なコンテンツおよび中傷的なコンテンツ
- なりすまし
Google口コミで身バレするのか
Google口コミを投稿して、本名などの個人情報がバレることは、基本的にありません。
しかし、特定できてしまうような細かすぎる内容、
例えば「〇月〇日のランチで〇〇を注文した」とか、「この企業に先日訪問し、〇〇について商談した」などといった詳細すぎる情報を書いては、企業や店舗から身バレしてしまうでしょう。
Google口コミで名前を出さない仕方｜匿名で投稿
また、Googleアカウントが本名である場合、身バレしてしまいます。
Google口コミで実名で書きたくない場合は、Googleのアカウント設定でアカウント名を匿名に変更して口コミを投稿しましょう。
ひどいGoogle口コミを書かれた場合の解決法と対策法｜オーナー様へ
ここからの内容は、Googleマップに自社や店舗を掲載し、ビジネスで利用されている方へ向けた情報です。
口コミは、店舗や企業を選択する際の判断材料として使われる便利な機能ですが、口コミ内容によっては、誹謗中傷であったり、事実無根の悪意目的であるものも見受けられる場合があります。
ウィンザー効果
口コミの威力を説明するのに最適な、ウィンザー効果について紹介します。
ウィンザー効果とは、直接宣伝するよりも第三者を介したクチコミなどの情報の方が、情報の信頼性が増すと感じる効果です。
つまり、店舗や企業をGoogleマップに掲載した場合、住所や良い口コミがあればPRにもなるGoogle口コミですが、悪い口コミがあれば、お店や企業の評価を下げてしまうのです。
Google口コミを入力した個人名を特定する方法
悪いGoogle口コミを投稿した人の名前や住所は、発信者情報開示請求という方法で特定できます。
しかし、全口コミの投稿者を特定できるわけではありません。
口コミによって権利が侵害されるか主張できなかったり、明確にポリシー違反しているか主張できない場合は、特定できません。
また、星1つだけの評価なども特定はできません。
Google口コミの投稿者を特定したい場合や、特定できるかどうか分からない場合は、弁護士に相談してみましょう。
悪意あるGoogle口コミを書かせないために
ここでは、検索ユーザーにとって悪い印象を与えてしまうような口コミを出させないための対策方法を3つ紹介します。
従業員調査｜労務管理
1つ目は、従業員調査です。
Google口コミにある、ネガティブな印象を与えてしまうようなものには、企業の従業員が書かれたと思われるものもあります。
例えば、
「この企業は従業員を人間として見ていない」とか、「この企業はブラックすぎる、退職したほうが良い」などといったGoogle口コミです。
このように書く人は実際に企業に対して不満が言えず、口コミを通して会社の評判を悪くしようとするのです。
こうした場合、企業側にも問題がある可能性があるため、従業員に関して職場環境などに不満がないかアンケートを取ってみましょう。
また、労務管理を見直し、従業員の職場における満足度向上から、口コミ改善・対策につなげましょう。
顧客調査｜従業員教育
2つ目は、顧客調査です。
店舗の口コミには、
「〇〇という従業員の態度が最悪だった」とか、「注文してから料理が運ばれるのが遅い。二度と行かない。来店はお勧めしません」
などといった、従業員やサービスについて事実かどうか分からないネガティブなものもあります。
口コミの内容は誰もが事実を書いているとは限りません。しかし、来店を検討している人がそのような口コミを目にしてしまった場合、ネガティブなイメージを抱いてしまいます。
このような状況を改善するため、顧客にサービス内容や従業員などについての不満を調査して、改善しましょう。
改善したときは改善策と実行方法を紹介しましょう。
また、従業員に対しては、顧客に対して最適な対応ができているかチェックして定期的に教育しましょう。
監視｜企業に依頼
3つ目は、ネガティブな口コミが現れないかGoogle口コミ内を監視したり、Googleマップにアピールポイントやキャンペーンなど良い印象を与える情報を記載する方法です。
しかし、監視する時間や人がいなかったり、Googleマップにどのような情報を追加すればよいのかわからない方もいるでしょう。
その場合、風評被害対策を事業とする企業に依頼することをおすすめします。
依頼すれば、ネガティブな口コミがないか監視したり、万が一ネガティブな口コミが書き込まれた場合は、削除などの対処をしてくれます。また、コンサルティングも可能です。
まとめ
今回の記事では、Google口コミの書き方について紹介しました。Googleアカウントを持っていれば誰もが気軽に口コミを投稿できますが、定められているポリシーを遵守した投稿を心がけましょう。
また、Googleマップで企業や店舗を掲載している方は、この記事を参考に悪い口コミが書かれた際の対処法や対策について考えましょう。