「風評被害から会社を守りたいが、風評被害対策に必要な費用が分からない」
「Webサイトに会社の悪口を書かれていたため、風評被害対策を依頼したいが、具体的な料金を知ってから費用を用意したい」

今回の記事では、このような方のために風評被害対策にかかる費用を対策内容ごとに紹介します。

ネットで個人が自由に評判や意見を書き込める時代の今、風評被害が増えています。そのため、風評被害対策を検討する企業も増えています。

風評被害対策にかかる費用は、月々1万円の場合もあれば、一括100万円の場合もあります。また、サービスによっては月額型であったり成功報酬型であったりと異なります。

具体的な料金を知らないまま対策するのは不安であるため、具体的な料金相場と選定ポイントを知ってから対策を依頼しましょう。

(風評被害対策の内容や基礎知識に関しては、▶こちらの記事をご覧ください。)

風評被害対策の料金相場1.会社に依頼する場合

風評被害対策にかかる費用を、風評被害を専門とする業者に依頼する場合と、それ以外に分けて紹介します。

まず先に、風評被害対策を事業とする会社に依頼する場合です。

特に悪い書き込みがない状態で風評被害を事前に防ぐ場合と、悪い書き込みが見られた状態で風評被害対策する場合に分けて紹介します。

とくに目立ったコンテンツやサジェストがない場合

風評被害を防ぐ場合です。特に悪い書き込みは目立たないが、風評被害を今から対策したいという場合を指します。

風評被害は、日頃から防せげます。
火災と同じように、被害には何かしらの原因があり、大半の場合は日頃の対策で防げるのです。

監視サービスの費用

監視サービスの費用について説明します。

風評被害対策の監視サービスは、業者に依頼して、Web上にあるサジェストや投稿の中に、悪い印象を与えてしまうようなものがないかチェックしてもらう方法です。

(サジェストとは、検索画面に出てくる検索候補です。サジェストの意味を知りたい方は、▶こちらの記事をご覧ください。)

日頃から監視を依頼して、風評被害に繋がりそうな内容がないかを定期的にチェックしていれば、万が一ネガティブなコンテンツがあった場合に早く対処できます。

では、業者による監視サービスの費用相場はどれくらいでしょうか。

監視する対象が、コンテンツであったりサジェストであったりと異なる場合、費用も異なりますが、概ね月額1万円〜30万円です。

費用相場は、対策対象によっても変わりますが、監視方法やサービスによっても異なります。

例えば、監視を機械だけで済ます場合、費用はそれほどかかりません。監視方法が機械のみで、それ以外のサービスを受けない場合、費用相場は1万円〜となります。
監視方法が、機械と人による場合、費用相場は5万円〜となります。

また、監視だけでなく、レポートサービスや監視で出てきたキーワードからどれくらい風評被害対策の必要性があるのかを知らせてくれたり、リスクから対策の内容を提案するコンサルティングも加わる場合、費用は10万円〜となります。

監視サービスの導入が向いている企業

監視サービスの導入が向いている企業は、特に目立ったサービスやコンテンツがなく、拡散されても炎上などの風評被害につながるものがない状態の企業です。

対策していれば、炎上リスクが防げるため、基本的にはどの企業にも推奨できますが、長期間費用を払えない企業には推奨できません。

風評被害につながるようなコンテンツやサジェストがある場合

自社名や商品名をWebで検索した際に、サジェストやコンテンツにネガティブな内容がある場合の対策方法とその料金を紹介します。

削除

サイトや口コミの投稿や、サジェストの削除にかかる費用を紹介します。

削除は、削除交渉が主な手段です。Webサイトの管理者や、検索エンジンの管理者に対して削除を交渉するやり方となります。

しかし、この方法で削除できる業者は限られます。

削除にかかる費用は、1件あたり5万円〜です。普通は1件あたりで費用が決まり、多くは成功報酬型です。

(口コミ削除については▶こちらを、削除依頼については▶こちらをご覧ください。)

削除サービスの導入が向いている企業

削除サービスの導入が向いている企業は、「最悪」「ひどい」などといったネガティブなワードがサジェストやコンテンツにある状態の企業です。また、料金を単発で払いたい、短期間で対策を済ませたい企業に向いています。

逆SEO対策

逆SEO対策とは、対象となるコンテンツの検索順位を押し下げる手法です。
例えば、悪く書かれているWebブログがあった場合、そのブログが出る位置を下の方にします。

逆SEO対策の費用は、安い業者で月々5万円〜、一括100万円程度の費用が一度に必要となるケースもあります。

(逆SEO対策に関しては▶こちらの記事で解説しています。)

逆SEO対策サービスの導入が向いている企業

逆SEO対策サービスの導入が向いている企業は、長期間かつ定期的に費用が払える企業です。

また、逆SEO対策を通してWebでの印象を良くしたい、対象コンテンツが下がる代わりに、検索順位を上げたいコンテンツがある企業に推奨できます。

コンサルティング

風評被害対策のコンサルティングとは、WebサイトやWeb記事の改善やGoogleマップ改善など、風評被害を起きにくくするためのWeb改善サービスです。

風評被害対策だけでなく、企業のブランド価値も向上させるのがコンサルティングサービスの特徴です。

コンサルティングサービスにかかる費用は、5万円〜とされますが、程度によって費用は異なるため、多くの企業はコンサルティングサービスの費用を公表していません。

コンサルティングサービスの導入が向いている企業

コンサルティングサービスの導入が向いている企業は、風評対策をしたいが、具体的に何をしたら良いのかわからない企業です。Webサイトの程度は問わず、とりあえず対策したい企業に推奨できます。

実際のサービスで具体的な料金をチェック!

風評被害対策業者のサービスにかかる費用を実際のサービスを用いて紹介します。

監視サービス

風評被害対策削除サービス.com

2ワード月額9,8000円〜で提供される監視サービスです。
サジェスト・関連検索、検索順位100位までを自動監視する独自監視ツールのみ利用する場合の費用となります。

週1回のレポートが付く場合は、1ワード月額50,000円となります。

Twitter、2ちゃんねる、ブログ、ニュースサイト、知恵袋、掲示板等の主要サイトを企業が目視で監視+週1回レポートが付く場合は、1ワードあたり月額150,000円〜となります。

参考:風評被害対策削除サービス.com 風評被害監視サービス

Boom Research

月額127,500円〜でTwitterやブログなどソーシャルメディア上のクチコミをリアルタイムに収集・分析・共有できるソーシャルリスニングツールです。

参考:株式会社トライバルメディアハウス Boom Researchの特長

無料トライアルもあります。

削除サービス

株式会社ティーアンドアール・サポート

月額27,500円〜の削除サービスです。

株式会社ティーアンドアール・サポートでは、医療機関向けに、
Google口コミの常時口コミ確認・正当な削除申請・返信文例の作成・返信投稿
を提供しています。

悪い口コミに関して、明らかなGoogleのポリシー違反(※)があれば、まずは削除申請をします。

参考:株式会社ティーアンドアール・サポート公式サービスページ

(Google口コミの削除費用に関しては、▶こちらの記事をご覧ください。)

クラウドサービス

削除するワード1件2,000円(1ワード追加で200円減額)で、サジェストに出た特定のワードを削除するサービスです。

2ワード目から200円減額されるため、多くのワードを削除したい企業にもおすすめのサービスです。

参考:クラウドサービス 風評被害・誹謗中傷対策

逆SEO対策

WEB広報

月額5万円〜(企業の場合)の逆SEO対策です。

WEB広報は逆SEOを専門としており、ノウハウが豊富である点が特徴です。

参考:株式会社WEB広報 WEB広報の逆SEO

ネクストイノベーション合同会社

30,000円〜の逆SEO対策サービスです。

検索結果に表示されるネガティブサイトを削除できない場合、順位後退をさせて目立たなくする対策をします。

場合によって、後退だけでなくポジティブサイトを制作し検索順位を上げ、ネガティブサイトの順位が上昇しないようブロックします。最短7日〜対策可能です。

参考:ネクストイノベーション合同会社 誹謗中傷対策(逆SEO対策)

コンサルティングサービス

ソーシャルメディアリスク研究所

33,000円〜の風評被害や誹謗中傷に関するコンサルティングサービスです。

専門家が客観的な立場から、どのように解決すべき事案であるかを判断し、問題の解決に向けてナビゲートします。

参考:ソーシャルメディアリスク研究所 誹謗中傷・風評被害の対策コンサルティング

風評監視専門サイト

月額50,000円の監視サービスで、コンサルティングサービスが付いたものです。

風評被害発生時には対策コンサルティングし、緊急報告にて最適な対策が提案されます。

参考:株式会社シエンプレ 料金プラン

風評被害対策の料金相場2.専門業者以外

風評被害対策は、業者に依頼する方法以外に、自分で対策する方法や弁護士に依頼する場合もあります。

ここでは、自分で対策する方法や弁護士に依頼する場合の費用について紹介します。

自分で削除請求する場合

自分で削除請求する場合は、費用はかかりません。

自分で削除請求するには、コンテンツの管理者や投稿者にお問合せフォームを経由して削除を請求します。

削除請求の場合は、必ずしもコンテンツ側に削除されるとは限らないため、注意が必要です。

弁護士に相談する場合

弁護士に相談する場合は10万円〜となります。弁護士を通した削除請求の場合は10万円〜ですが、投稿者を特定する場合には60万円位が必要となります。

弁護士に相談して対策して貰う場合、対象となるコンテンツのよって権利が侵害されているなど、法律に違反している場合に限るため、注意が必要です。

風評被害対策サービスの選定ポイント4つ

さまざまな風評被害対策サービスを紹介しましたが、ここではサービスの選定ポイントを紹介します。

費用対効果

まずは、サービスの費用対効果を想定してみましょう。

特に逆SEO対策は、風評被害対策の中でも安価な費用を提案されます。しかし、逆SEO対策は期間を有する場合が多く、月額であれば最終的に費用がかさんでしまいます。

また、対策しても対象コンテンツが上位に戻ってきてしまったという事例もあり、継続が必要となる対策です。

サービスを選定する前に、対策の成功率や、対策にかかる期間を把握しておきましょう。

料金体系に注意

料金体系に注意しましょう。月額と書いてある場合でも、最低契約期間が設けられていたり、オプションを提案されたりする場合もあります。

また、月額の他に対策1回で払う場合や、成功報酬型で対策が完了したときに払う場合もあります。

料金体系が明記されていない場合は、お見積りをしてもらいましょう。

サポート体制

ツールやサービスを導入してから、サポートしてもらえるかも重要な選定ポイントとなります。

風評被害対策は、一般の人からするとあまり理解が進んでいなく、導入や利用が難しいのが現状です。

そこで、特に風評被害対策サービスを導入したことがない方は、導入後のサポートや定期的なミーティングを開催してくれるサービスを選定しましょう。

実績

成功率の他に、サービスの導入実績も比較してみましょう。また、同じ業界の企業が導入しているかもみてみましょう。

風評被害から会社を守ろう

今回は、風評被害対策の費用について紹介しました。
まずは風評被害の対策方法を見て、どのプランが合うかを選定し、サービスを比較しましょう。

株式会社ソルフェリオーナでは、サジェスト対策、サイト監視、クチコミ対策など、全て一括で対策可能なコンサルティングプランを提供します。誹謗中傷や風評被害など様々なWeb上のリスク対策が可能です。

非表示サービスでは、自社に対して悪評が記載されたブログサイト、クチコミサイト、掲示板サイトそのものを非表示にします。

検索順位を下降させるのではなくURLをクリックした際に[404エラー][ページが存在しない]といった状態になるため、いたちごっこにならずに対策が可能です。

また、検索キーワードサービスでは、Google、Yahoo、Bing等の検索エンジンで社名やサービス名を検索した際に表示される検索キーワードの削除が可能です。

Yahoo、Bingは最短翌日。Googleは最短2週間で対策可能です。他社様にご依頼中でも内容を引き継いで即日対策を始められます。