転職会議は、株式会社リブセンスが運営する転職求人サイトです。転職会議は、企業の口コミ・求人・会社概要はもちろん、年収、入社対策、売上・業績の口コミから転職/中途の採用情報まで見られます。大企業をはじめ約17万社・300万件以上の口コミが掲載されており、転職者に多く見られる口コミサイトでもあります。
中にはブラック企業を連想させるような過度な業務時間や人間関係について細かく書いた口コミも見受けられます。これは真実かはわかりませんが、企業側からすると企業の評判を落とさせるコンテンツであり、「口コミを削除したい」となります。
そこで、転職会議の口コミを削除する方法を紹介します。
転職会議の口コミを削除する3つの方法
【口コミ確認方法】転職会議の口コミは全部見られない?全ての口コミを見るには
転職会議の口コミは、会員登録するだけだと、一部の口コミしか見られません。すべての口コミを見るには、無料で企業の口コミを投稿するか、有料の転職会議のパスを購入する方法しかありません。
企業側として見るのであれば、有料の転職会議のパスを購入する方法が良いでしょう。
削除方法1:自分で転職会議の口コミを削除する方法(0.02%の低確率)
転職会議にある「お問い合わせフォーム」から運営元の株式会社リブセンスに連絡をいれる手段です。
名前、メールアドレス、お問い合わせ内容を記入します。メールアドレスは、企業ドメインのメールアドレスを入力しましょう。
フォーム送信後は、転職会議運営事務局 customer@support.jobtalk.jp からの返信を待ちます。
転職会議運営事務局では、電話窓口を設けていません。そのため電話では転職会議の口コミを削除依頼できません。転職会議運営事務局はメールもしくは書面にて回答するため、お問い合わせフォームから連絡しましょう。
また、侵害情報の通知書兼送信防止措置依頼書(リブセンス指定の定型フォーマットがあります)と3ヶ月以内発行の印鑑登録証明書の2種類の必要書類を揃えて送付します。
■転職会議の口コミを削除するときのポイント
転職会議の口コミを削除するときのポイントは、お問合せフォームのお問い合わせ内容にいかに説得力ある文章を書くかです。リブセンスの発表によると、転職会議の口コミが削除される確率は0.02%と極めて低くあります。
そこで、削除成功に導く文章内容を紹介します。
まず、削除依頼する口コミのアカウントと投稿を特定しましょう。アカウント名や投稿がひと目でわかります。転職会議側が削除対象とする口コミを特定しやすいようにしましょう。
次に、削除したい転職会議の口コミがどの口コミガイドラインや転職会議の利用規約に違反しているのかを調べて書きましょう。違反していれば削除できるため、どのガイドライン科利用規約に反しているのか明示しましょう。
最後に、削除依頼する際は、希望通り削除がされるような依頼をすることがカギを握ります。
転職会議では同じ投稿に2回以上の削除依頼が出来ないため、削除依頼をする際は、漏れのないよう問題点を指摘しましょう。
口コミ削除対象となる転職会議の口コミ6選
ここからは「口コミ投稿ガイドライン」で削除対象となるような投稿タイプを紹介します。
削除対象となる転職会議の口コミ1:個人が特定できる投稿
役員に関する投稿は原則として削除対象外ですが、役員の家族構成がわかる表現・言及や、役員の私生活に関する情報は削除対象です。
一般社員に関する投稿は、伏せ字などを含め、実名や個人が特定できる情報を投稿した場合、または、個人が特定できる情報であると判断した投稿については、原則として削除対象となります。個人を特定できない役職名を投稿した場合は、原則として削除対象外です。
削除対象となる転職会議の口コミ2:誹謗中傷を意図した投稿
「転職会議」は、転職希望者に客観的な情報提供を目的とするため、誹謗中傷を意図した投稿は削除対象です。
抽象的な表現は控え、具体的な事実や客観的な情報、数値等での表現に協力を求めています。
削除対象となる転職会議の口コミ3:事実関係の確認が困難な投稿
憶測や伝聞、噂など、本人が実際に体験・確認していない投稿など具体例が伴っていない場合、削除対象とする場合があります。
削除対象となる転職会議の口コミ4:誇張した表現や、断定的な批判を含む投稿
存在しているものに対して、全く無い、皆無というような誤解を与えかねる表現など具体例が伴っていない場合、削除対象とする場合があります。
削除対象となる転職会議の口コミ5:閲覧者が不快に思う投稿
- 過度の変換ミス、誤字脱字、ひらがなが多い投稿
- 顔文字、記号、伏字、アスキーアート等を含む投稿
- 意味が不明確、句読点を多用する投稿
- 文句・嫌味な表現や、(笑)、藁、草、w 等を含むビジネスマナーに反する投稿
削除対象となる転職会議の口コミ6:それ以外の投稿
- 在籍情報に信憑性が低いと判断した投稿
- 過度に個人的な情報、参考になる情報が少ないと判断した投稿
- 投稿先企業とは、無関係の企業・団体等に対する情報がある投稿
- 事件性・犯罪性が考えられる、人命に関わる発言・情報がある投稿
- 宣伝や広告、外部リンクへ誘導するような投稿
- 企業などからの依頼による不正な投稿
- その他、弊社が不適切と判断した投稿
(参考:転職会議「口コミ投稿ガイドライン」)
転職会議の口コミ削除にかかる時間
自ら転職会議側にフォーム送信を行った場合、運営者側がメールを受信して投稿内容を判断し削除するには、数週間程度は必要と見込んだほうが良いでしょう。
リブセンスに、送信防止措置仮処分をし、裁判所に削除を求める申し立てをした場合は、最短1ヶ月程度で投稿は削除されます。
また、「〇〇会社 ブラック」などといった、転職会議の口コミから削除したい検索キーワード(サジェスト)が出てきて削除を希望する場合、1ヶ月程度は時間を有します。
転職会議の口コミ削除にかかる費用
弁護士に相談する場合、口コミの削除請求(裁判手続き)であれば、相談料が1時間につき5,000〜1万円、着手金が約20万円、報酬金が約15万円発生します。
個人で転職会議のお問い合わせフォームから削除依頼する場合、料金はかかりません。
口コミ削除方法2:転職会議の口コミ削除に弁護士依頼は必要?(低確率)
自分でフォームを送信する場合は弁護士依頼は必要ありませんが、削除請求を行ったり、削除したい口コミ投稿者を特定する場合は弁護士依頼が必要となります。
弁護士に依頼する場合のデメリットは、法律に関係していなければ、何も解決できないという点です。
また手続き準備が面倒であったり、長期間の対策となることがデメリットとなります。
口コミ削除方法3:口コミ削除専門会社に依頼(高確率)
専門会社に委託して削除申請するのではなく、削除を交渉するやり方です。しかし、素人には難しく、専門知識や技術が必要です。また、削除交渉ができる会社は限られており、依頼する際には費用がかかることに注意が必要です。
口コミ削除専門会社は、法的な側面からのアプローチや、サイト運営者との交渉経験が豊富で、削除を成功させるための戦略を持っています。
また、弁護士で対応できなかった口コミ削除も可能だったり、削除に成功した後も再投稿されないように適切な対策を講じてくれることが期待されます。
口コミによって企業の評判やブランディングに悪影響が出ている場合、迅速かつ確実に解決し、信用を取り戻すためには、プロフェッショナルな口コミ削除会社の利用が有効な手段です。
しかし、Web上でのリスク対策が必要となった現代では、たくさんの誹謗中傷・風評被害対策の企業が出てきました。
ですが、費用が安いからと依頼したものの、誤った対策を行ってしまい、かえって状況が悪化してしまったり、成果が出ないのにお金だけを払いつづけるというケースもあるので、要注意です。
■そこでオススメしたいのが、誹謗中傷対策専門会社「リブランディング株式会社」
- 誹謗中傷対策9年目、口コミ削除 累計実績400社超!
- 1社完結型で、外部に情報が漏れない!過去にクレームなし!
- 継続依頼率95%と驚異の顧客満足度!
リブランディング株式会社は、他社や弁護士の支援で成果が出なかった企業様を多くサポートしています。
また、リブランディング株式会社のサービスは東証一部上場企業のお客様にもご利用いただいております。
■誹謗中傷・風評被害対策「WEBリスク業界唯一プラン」
特に、ネット上での誹謗中傷や風評被害にお悩みの企業様に対しては、効果的かつ長期的な対策が求められています。
そこで、リブランディング株式会社では「WEBリスク業界唯一プラン」をご提供しています。
これは、再発のリスクが高い風評被害にも対応できる再発防止保証オプションです。
誹謗中傷・風評被害は、早期発見、早期対応が重要です。
問題を放置している間にもネガティブなサイトやクチコミは拡散されてしまいますし、
その際に生じた遺失利益や内定辞退者が戻ってくることはありません。
転職会議の口コミ投稿者を特定する方法
IPアドレスの開示請求により、転職会議の口コミ投稿者を特定できます。IPアドレスとは、一つひとつのネットワーク上の機器に割り当てられる住所のような存在のものです。
IPアドレスの開示請求の際は、基本的には裁判所手続を行う必要があります。
自分が投稿した転職会議の口コミは削除・編集できる?
一度投稿された口コミの削除は受け付けていません。 ただし、投稿者が修正内容を転職会議側に提示すれば、運営側は内容変更の対応ができます。お問合せフォームを利用してお願いしましょう。
編集も可能です。再編集内容を、お問い合わせフォーム からお送りましょう。 しかし、退会済みの方の再編集は受け付けていません。
一部が消された転職会議の口コミ
転職会議への申請内容により、投稿の一部しか削除されない場合があります。「一部のみ削除」「全文削除」になるのかの判断基準は公開されていません。
自分が投稿した転職会議の口コミはばれる?
転職会議は匿名で利用できるため、個人は特定されません。しかし、口コミの中で従業員を特定するような書き込みをしていたり、部署や役職を明らかにしていたりした場合は、憶測で特定されてしまう可能性があります。
企業が転職会議の口コミを削除する理由
なぜ企業は転職会議にある口コミを消したいと思うのでしょうか?
利用者である転職者ではなく、企業側から考えると大きく2つの理由が考えられます。
ネガティブな転職会議の口コミは、採用への悪影響が及ぶためと、世間一般への評判を落とすためです。
この2つの理由について説明します。
ネガティブな転職会議の口コミは〇〇に影響が出るため削除したい
企業が転職情報の口コミを削除したい理由の1つ目は、ネガティブな転職会議の口コミは、「採用」に悪影響が及んでしまうためです。
例えば、「職場の人間関係がひどく、理不尽なことで上司から叱責される」や「残業が多く、ワークライフバランスが保たれない」といったようなユーザーに良くない印象を与えてしまう口コミがあるとします。
そのような口コミを利用者が見た場合、利用者はその企業への志望度が落ちてしまいます。近年では口コミは閲覧者の意思決定に大きな影響を与えます。
ネガティブな転職会議の口コミが原因で、企業側が知らないうちに人材を逃してしまいます。優秀な転職者ほど企業の情報を入念に調べて転職活動をするため、人材を逃すだけでなく、優秀な人材を逃すことにつながるのです。
また、既存の従業員が転職会議の口コミで自社がネガティブに書かれていた場合、離職を考える原因にもなりえます。その場合は離職率をあげてしまい、これもまた採用に悪影響が及んでしまいます。
会社の評判を落とすため転職会議の口コミを削除したい
企業が転職情報の口コミを削除したい理由の1つ目は、ネガティブな転職会議の口コミは、転職者だけでなく世間一般にも悪影響が及んでしまうためです。
先程は転職会の口コミが採用に影響すると説明しましたが、世間一般のイメージにも影響が出てしまいます。転職会議など求職者が見るサイトが良くない口コミで溢れてしまうと、サジェストにも影響してしまいます。サジェストとは、検索候補のことで検索するワードの横に候補としてでてくるキーワードのことです。
(サジェストについては▷こちらの記事で解説しています。)
転職会議で「パワハラ」や「ブラック」と多く書かれてしまった場合、サジェストにも「パワハラ」や「ブラック」と出てくるようになります。例えば、〇〇会社と検索した場合、「〇〇会社 パワハラ」や「〇〇会社ブラック」と出てくるようになります。
企業名を調べるのは、転職を志望する人だけではありません。投資家や取引を検討している企業、顧客などさまざまです。このようにネガティブな転職会議の口コミがあり、そのワードがサジェストとして出てきてしまうと、検索段階でネガティブなイメージがもたれてしまうのです。
ネガティブな転職会議の口コミは、採用への悪影響が及ぶためと世間一般への評判を落とすための理由から企業は転職会議口コミ削除を望むのです。
このように風評被害対策の一環として、転職会議の口コミは削除されるのです。
(▷こちらの記事では「風評被害対策」について解説しています。)
転職会議の口コミ削除は入念な準備を
今回は転職会議の口コミを削除する方法について紹介しました。
転職会議は、転職者にとっては従業員の口コミが閲覧でき、よりリアルな職場の実態が知れる便利なサイトです。
しかし、企業側からするとネガティブな口コミがあれば採用への悪影響が及び、世間一般への評判を落とすため厄介な存在です。内容の真偽がどうであれ、転職者はネガティブな口コミを目にしてしまえば、志望度が落ちてしまいます。このような事態が続けば、志望度の低い求職者が集まり、採用できても定着率は低くなってしまうでしょう。
基本的に転職会議の口コミガイドラインや利用規約に違反していて、削除請求をきちんとすれば削除できます。しかし、どのガイドラインや利用規約に反しているのかや証拠をきちんと残して置かなければ、削除されないケースや一部しか削除されないケースとなってしまいます。
転職会議の口コミ削除は入念な準備をして挑みましょう。
転職会議の口コミ削除はリブランディング株式会社へ
リブランディング株式会社では、ネガティブな投稿の削除が可能です。
また、万が一投稿が再発した場合には費用負担無しで対処するプランもあります。
こうした求職者が閲覧する口コミを対策して、採用面での被害を防止しましょう。