今回の記事は、ブログにおける風評被害対策についての解説です。近年、ネット上の風評被害はSNSが多いように思われますが、アメブロやはてなブログといった、サイト内のブログで起きる風評被害も存在します。

無料で利用できるブログであったり、匿名で利用できるブログであったりする場合、投稿者は気軽に意見や情報を書き込めます。もちろん、ブログの中には読者に役立つ情報を発信しているものもありますが、中には特定の企業や個人を誹謗中傷するものもあるのです。

このように、ブログに悪意ある内容を書き込まれた場合、さらなるリスクを負う可能性があります。

今回は、ブログの風評被害によって受けるリスク・事例・対処方法・対策方法を解説し、おすすめの風評被害対策サービスを紹介します。

※今回の記事では、企業向けに書かれていますが、個人の方にも適用可能です。

ブログで風評被害を受けるとこんなリスクが

ブログの風評被害によって起こるリスクを紹介します。

風評被害や風評被害対策の意味について知りたい方は▶こちらの記事をご覧ください。

サジェストに影響

サジェストとは、Googleやヤフーなどの検索エンジンで検索した際に、検索候補として出てくるキーワードです。

サジェストの内容について詳しく知りたい方は▶こちらの記事をご覧ください。

例えば、〇〇会社という企業に関するブログ内で、「最悪」というワードが多く使われていた場合、〇〇会社をネット上で検索した際に、検索候補(サジェスト)として最悪というキーワードが出てきてしまいます。

このように、ブログ内で多く使われているワードがサジェストとして出てきてしまうのです。

評判が下がり売上減少

ブログ内に、誹謗中傷のような内容が書き込まれていた場合、サジェストやブログの投稿を見た人は、企業や商品に対して悪い印象を抱いてしまいます。そして、商品やサービスの継続利用や購入をためらってしまえば、売上も下がってしまうのです。

特にサジェストは、悪い印象を与えてしまうようなワードの方が、普通のワードよりも人に興味関心を与えてしまうため、検索されやすいという検証もあります。

ブログを見た人やサジェストを見たり調べたりした人が、商品やサービスの購入を諦めているという状態は、企業側にとっては気が付きにくい状態です。そのため、この状態を放置してしまえば、知らぬ間に売上は下がってしまいます。

人材不足

ブログにおける誹謗中傷のような投稿の中には、商品やサービスのことについてだけでなく、企業自体についての書き込みもあります。

例えば、従業員の対応や人柄についてや、職場環境などについてです。

こうした場合、ブログを読んだ人は、その企業への就職志望度が下がってしまいます。そのため、人材不足というリスクも想定されます。

ネット上で企業にエントリーしたり、企業の情報を収集したりするのが主流となった今日、求職者は企業についてネット上で念入りに下調べする傾向にあります。
特に、志望度が高い企業ほど念入りに調べるそうです。

そのため、ブログで悪い印象を与えてしまうような内容が書き込まれた場合、求職者にも影響を与えてしまい、良い人材が集まらなかったり、人手不足になったりします。

ブログの風評被害からは、このようなリスクが考えられます。

ネット上の悪い風評から考えられるリスクについては▶こちらの記事で詳しく解説しています。

ブログの風評被害事例

ここでは、実際にあったブログの風評被害を紹介します。

ブログのせいで契約解消

ある人材派遣会社は、ブログに「資格はもっているが実務経験が伴っていない」「仕事を中途半端に済ますようなやつがいる」という内容を書き込まれてしまいました。

そのブログをみた人材を紹介している企業から、御社のサービスについて懐疑的であるので、次の契約更新のタイミングで打ち切りたいという連絡があったそうです。

その理由は、あるキーワードをインターネットで検索すると、弊社のサービスに付いて誹謗中傷をする内容の記事がたくさん出てくるからというものでした。

参考:人材派遣会社が契約会社に解約を申し込まれた、 誹謗中傷の被害事例をご紹介。風評被害対策.jp

このように、クライアントがサジェストを検索してブログに辿り着いてしまい、契約を打ち切ってしまうといった事例から、悪い書き込みは、求職者や顧客以外にも影響が及んでしまうことが分かります。

ブログの風評被害について知りたい方は▶こちらの記事をご覧ください。

ブログで風評被害にあった場合

では、実際に被害にあった場合は、どのような対処方法があるのでしょうか。ここでは3つ紹介します。

投稿者かブログ管理者に削除請求

ブログの投稿者に連絡が取れる場合は、直接投稿者に削除を請求しましょう。
多くのブログでは、利用規約が設けられており、誹謗中傷は禁止されています。誹謗中傷されている場合は、利用規約の違反となるため、その主を伝えましょう。

ブログ内にはWebフォームといって、ブログに対して意見や申請ができる欄が設けられている場合もあるため、そこで削除を請求しましょう。この場合、ブログの管理者に削除が請求されます。

弁護士に相談

ブログの内容によって企業や個人の権利が侵害された場合は、訴訟できる可能性があります。また、発信者情報開示請求によって投稿者の身元を特定できる場合もあります。

ブログの投稿内容が、法律に関係しているのか、権利が侵害されているのか不明な場合は、弁護士に相談してみましょう。

業者に相談

法的な措置がとれない場合や、削除請求しても削除されなかった場合は、風評被害対策を事業としている会社に相談してみましょう。

ブログの投稿に対処するだけでなく、ネットの解析や改善も可能です。

ブログの風評被害対策|おすすめサービス

ここでは、風評被害対策サービスを紹介します。

リブランディング株式会社

株式会社ソルフェリオーナ
ブログのみならず、サジェストやサイト、口コミも削除した実績がある企業です。

サービス詳細については▶こちらの記事をご覧ください。

株式会社アクシアカンパニー

アクシアカンパニー
引用:WEBリスク対応・コンテンツ制作専門企業のアクシアカンパニー

​​Web集客や売上で困っている方や、ネット上の風評被害対策等を提供している会社です。

ネガティブなサイトや削除できないサイトを検索者に有益な情報を作成して他のコンテンツを増やす逆SEO施策や、サジェスト、関連ワードの対策サービスなどを提供しています。

参考:サービス アクシアカンパニー

ネットランド

ネットランド
引用:ネットランド ネット風評被害対策

株式会社ネットランドは、法人向けIT関連ソリューションサービスなどを提供する企業です。年間5,000サイト以上の実績があり、風評対策のプロフェッショナルが対応します。

参考:ネットランド ネット風評被害対策

ブログの風評被害対策方法

ここでは、風評被害を防ぐための方法を紹介します。

顧客調査

顧客に企業や商材に対してどのような不満があるのか調査しましょう。ここで不満を聞いて改善していけば、書き込まれるリスクを減らせます。

調査を終えたら改善策を考え、改善策やその取組を公表しましょう。

従業員調査

従業員に対し、職場環境について不満がないか聞いてみましょう。従業員の中には、直接不満が言えない人がいるかも知れません。そのため、アンケートという形式で従業員を調査しましょう。

監視

Web上で悪い印象を与えてしまうようなサジェストや、投稿がないかを監視する方法です。企業名や商品名を検索してそれに関連するワードや投稿をリサーチします。

監視に時間が取れない場合は、業者に依頼するのも一つの手段です。

風評被害対策をして誹謗中傷から会社を守ろう

今回は、ブログの風評被害対策について紹介しました。ブログは気軽に書き込める媒体であるため、ときに誹謗中傷が見られます。

誹謗中傷の書き込みは、さらなる書き込みや批判を招き、炎上リスクを高めてしまいます。ブログで誹謗中傷を受けた際は、自己判断せず、相談するのが最適です。

自己判断で動いてしまっては、さらなる反感を買い、炎上リスクを高める場合があるためです。

日頃から風評被害対策して会社を守ることはもちろん、いざとなったら弁護士や専門企業に相談しましょう。