ネット上で便利な情報が溢れ、企業がネットを利用して手軽に情報発信できる様になっている反面、企業の評判を悪くしてしまう書き込みがサイトやSNSにでてきています。

ネット上で企業や店舗を検索してから購買行動を検討する人が多い中で、評判を悪くしてしまう書き込みがある場合、ネガティブな書き込みで来店や購買をためらう人が出てきてしまうなど、気が付かないうちにチャンスを失ってしまいます。

このような書き込みなどは、掲示板の管理者側への削除依頼が可能です。

そこで今回の記事では、ネットやSNSの書き込みを削除依頼する方法を紹介します。

ネットの削除依頼

ネットの削除依頼とは、Web上で企業側から見て不利益・風評被害(経済的損失を伴うような根拠のない評判や噂)と思われるサイトや書き込みの削除を依頼することです。

また、個人の場合は、個人情報をさらされた場合などに削除依頼ができます。

ネットと一口にいっても、2チャンネルやたぬきと言われる掲示板など、書き込まれるサイトは多々あり、サイトや掲示板ごとの削除依頼方法が存在します。

今回の記事ではサイトごとに削除依頼方法を紹介します。

Googleの削除依頼

Google上での削除依頼の流れは、Googleのヘルプセンターに記載してあります。

しかし、Google 検索からコンテンツを削除しても、そのコンテンツは引き続きWeb上に残ります。つまり、Google上でそのコンテンツを削除依頼して削除できたとしても、別の検索エンジン(Yahoo!など)やSNSではでてきてしまいます。

そのため、サイト側に削除依頼するのが効果的な方法と言えます。

Google が削除する個人情報は以下です

同意のない、露骨なまたはわいせつな個人的画像
不本意な偽のポルノ画像
不当な削除方針が示されているサイトにある私個人に関するコンテンツ
金融、医療、国民 ID に関する特定の情報
「晒し行為」に相当するコンテンツ
Google 検索の検索結果に相当する未成年の画像

googleの削除依頼にかかる日数・料金

問題のコンテンツをGoogle側に削除してもらうためには、数ヶ月程度は見込まなければなりません。

短期間で削除依頼が通ったという事例もあれば、1ヶ月以上かかってしまったという事例もあります。

料金は個人で依頼する場合は発生しません。

googleの写真の削除依頼方法

不利益なコンテンツや書き込みは企業への損害を与えてしまいますが、不適切な画像も閲覧者への印象を悪くしてしまいます。

Googleの検索結果から写真を削除したい場合は、画像が載っているサイト側に連絡しましょう。

Googleの検索結果で出てくる大半の画像は、Googleが所有していないウェブサイトのものであるため、Googleが削除することはできないためです。

サイトの削除依頼方法

ここからはよくある掲示板サイトの削除依頼方法を紹介します。
サイトの削除依頼方法やポイントはある程度の共通点があるため、おさえておきましょう。

爆サイの削除依頼方法

爆サイとは、日本全国の気になる話題を網羅したローカルクチコミ掲示板です。
地域密着型が特徴で、県市町村版もあります。

ニュース速報・スポーツ・動画・政治・経済・芸能などさまざまな話題を、地域のコミュニティで話。せるのが特徴です。

ある話題に関して、自由に意見がかわせるため、ときに辛辣な書き込みも見受けられます。

爆サイに削除依頼する方法

画面下部にあるボタン列から、右から2番目の削除依頼ボタンをおして、下記項目を入力して削除申請を出します。

1. レス番号
誹謗中傷したレスの番号を入力します

2. 通報区分
個人情報の記載かその他を選択します
個人情報の記載とは関係性がない誹謗中傷や風評被害などは、その他を選択します

3. 名前
会社名や役職、名前はフルネームで記入すると、削除されやすくなるため、詳細に記入しましょう

4. 返信用メールアドレス
サイト側から受信できるメールアドレスを記載します

5. 削除依頼理由
どの利用規約に違反しているのかを記入します
その書き込みからどんな被害に発展する可能性があるのか、詳しく書きましょう

上記の内容を設置されているフォームから送信します。

削除したい投稿が複数あったとしても、1回ずつ申請し、利用規約にもとづいた情報を入力しましょう。

削除内容に関して不安がある場合は、第3条【禁止事項】を確認します。

万が一、第3条【禁止事項】に違反する行為が認められた場合、該当する投稿の削除や編集、投稿者に対して、アクセス拒否などの対策を講じると記述しています。

爆サイ削除依頼は警察にできる?

刑事事件にならない書き込みであれば、警察は関与しません。

犯罪予告や名誉毀損にあたる投稿など刑事事件になるものであれば、犯罪被害者として相談できます。

民事介入と言ってあくまでも民間同士のことは警察は介入できません。たのため、刑事事件でない限り、警察に削除依頼はできません。

たぬきの削除依頼方法

たぬきには、初代たぬきと雑談たぬきがあります。

雑談たぬきとは、ビジュアル系バンド(V系バンド)のファンたちが、V系バンド以外の雑談をするために設置された掲示板です。V系バンドに関する話をするV系初代たぬき(本家)から派生しました。

たぬき掲示板の削除依頼は、たぬきのページ内にある「問い合わせ窓口」に専用メールアドレスを送信して行います。

窓口にある「admin@2ch2.net」と書かれた青文字をおすと、メールアプリが立ち上がります。
削除を求める部分・削除依頼の理由を明記してメールを送信してください。
たぬき掲示板は、削除依頼が第3者に公開されません。理由は詳細に記入しましょう。

メール本文に書く内容は以下です。

スレッド名
スレッドのURL
レス番号
削除理由

記入忘れがあると削除依頼が受付されないため、上記全ての情報を記入しましょう。
削除後の完了報告は行われないので、依頼者はスレッドを確認しなければなりません。

連絡手段はメールのみで電話や郵送で削除依頼はできません。運営が削除依頼のメールを受け付けてから、削除の処理が対応されるまで3日~14日程度の時間を要します。

5ちゃんねるの削除依頼方法

5ちゃんねるの削除依頼方法について紹介します。5ちゃんねるとは、日本最大の匿名掲示板サイトである「2ちゃんねる」が派生してできた掲示板サイトです。管理権争いによる分裂で派生しました。「5ちゃん」「5ch」とも呼ばれています。

5ちゃんねるが提示する削除依頼の流れはこのようになっています。

メール(meiyokison@5ch.net)で削除要請を出す

件名 削除申し立て
内容 URL
レス番号
削除理由
理由を根拠付ける資料があれば添付
本人確認のための資料

を添付します

メール(meiyokison@5ch.net)を送付してから、メールで異議を申し立てる機会が与えられます。
異議申し立て期間は記事が削除されてから7日間です。

異議申し立てに際しては、
件名 削除異議申し立て
内容 URL
レス番号
異議申し立て理由
理由を根拠付ける資料があれば添付
本人確認のための資料
を添付してください。

削除依頼の判断基準は以下です。

名誉
個人ないし法人の社会的評価を低下させる事実を摘示するもの。

プライバシー
人の名前(イニシャル等であっても、個人の特定)、住所、家族の名前、電話番号等の組み合わせで、個人のプライバシーを侵害していると判断できるもの。

平穏に生活する利益
他人に危害を加えることを予告するもの。
悪質な殺害予告については、掲示板上で公開することがある。

社会に害悪が生じる現実的危険性がある情報
例えば、爆弾を製造する方法、薬物の売買をうかがわせる情報
犯罪に関する情報及び法人に関する情報の場合は、原則として、裁判手続きによって仮処分を取得して、司法判断を待つことにする。

SNSの削除依頼

ここからはSNSの削除依頼方法を紹介します。

最近ではWebサイトではなく、SNSにもネガティブな印象を与えるコンテンツが存在しています。

実際にWebサイトと並行してSNSで検索してから購買を検討する人も存在するため、風評被害を防ぐにあたって、SNSの削除依頼も検討しなければなりません。

今回は代表的なYouTube・Facebook・Instagramの削除方法をそれぞれ紹介します。

YouTubeの削除依頼方法

YouTubeは、このような内容が動画内に出てきた場合、削除依頼の対象となります

個人が特定できる写真
音声
連絡先情報(住所、メールアドレスなど)
その他個人情報(口座番号など)
誹謗中傷・有害など、YouTubeのコミュニティガイドラインに違反するもの

YouTubeのコンテンツ(動画)削除依頼の流れは以下のステップです。
削除依頼の提出は、著作権者本人またはその正式な代理人でなければなりません。

YouTube Studio にログイン

左側のメニューで [著作権] をクリック

[新しい削除リクエスト] をクリック

著作権侵害による削除依頼はメール、ファックス、郵便でも受け付けています。

以前YouTubeに提出した著作権侵害による削除依頼の記録を確認するには以下のステップで行いましょう。

YouTube Studio にログイン
左側のメニューで [著作権] をクリック
[削除リクエスト] をクリック

不適切な動画の場合も、削除依頼が可能です。報告ボタンからYouTube運営側に削除依頼をできます。投稿者が連絡先を公開している場合、投稿者に直接削除を求められます。

名誉毀損と見られたYouTubeのコメントに対しては、報告ボタンを押して、運営側に報告しましょう。

Facebookの削除依頼

Facebookは、匿名ではなく実名で利用するSNSですが、ときに利用規約に違反しているケースが見受けられます。

利用規約違反なら削除依頼が可能です。暴力や過激な描写を含むコンテンツ・残酷で配慮を欠いたコンテンツや、権利を害するコンテンツは違反となります。詳しくはコミュニティ規定に記載してあります。表現の自由は守られますが、他人の権利を奪うものは基本的に医薬違反となります。

コンテンツだけでなく、コメント投稿、写真、動画なども、コミュニティ規定に沿ったものでなければなりません。コミュニティ規定違反に該当するコンテンツは、運営元のFacebook社によって削除や利用制限を受けます。

削除依頼のステップは以下です。

プロフィールにアクセス
右上の「▼」マークを選択
「設定とプライバシー」から「設定」を選択
「タイムラインとタグ付け」を選択

Facebookページ自体の削除も可能です。

Facebookページもコミュニティ規定を守って運営することが必要となります。
そのため、Facebookページの趣旨の他、管理者の行為がコミュニティ規定に違反していた場合は、削除や制限を受ける場合があります。

Instagramの削除依頼

削除依頼する投稿の、右上にある・・・をタップし、不適切であるを選択

削除依頼する理由を以下から選択します。

単に気に入らない
ヌードまたはわいせつコンテンツ
ヘイトスピーチや差別的なシンボル
暴力または暴力的脅威
銃火器の売買または宣伝
薬物の売買または宣伝
嫌がらせやいじめ
知的財産の侵害
自傷行為

著作権侵害を報告する場合、相手が投稿したコンテンツの著作権が、自身の所有物であると証明しなければなりません。その場合は証拠書類の提出します。

Instagramでなりすましにあった場合の削除依頼

他人へのなりすましや不正確な情報の提供は禁止されています。

Instagramでは、利用者ご自身の身元を開示していただく必要はありませんが、弊社に対しては、正確かつ最新の情報(登録情報を含む)を提供していただく必要があります。これは個人データの提供を含むことがあります。また、他者へのなりすましは禁止されており、本人から明示的な許可を得ない限り、他者のアカウントを作成することはできません。

(引用:https://ja-jp.facebook.com/help/instagram/478745558852511)

なりすましにあった場合、著作権の侵害として訴訟もできます。弁護士に相談するのも一つの手段です。

削除依頼方法のメリット3つ

削除依頼すれば、権利を保護するだけでなく以下のようなメリットがあります。

経済的損失を防げる

消費者の購買行動の中には、SNSやWebの評判を見る行為があります。削除依頼してネガティブなコンテンツが削除できれば、消費者の購買ためらいが防げます。

削除依頼すれば、気づかぬうちに経済的な損失が発生するのを防げるのです。

ブランドイメージ向上

SNSやWebサイトでネガティブなコンテンツがあった場合、企業のブランドイメージが低下してしまいます。経済的損失の内、新規顧客を逃がすだけでなく、ブランドイメージが低下してしまえば、既存顧客を逃してしまうおそれもあります。

削除依頼すれば、ブランドイメージが保たれ新規顧客のみならず既存顧客の再購買にもつながります。

人材確保

最近では求職者が企業を検討する際に、SNSやWebサイトで企業名を検索して評判をチェックすることが多くあります。

とくに5ちゃんねるに企業名があると、「〇〇会社 5ちゃんねる」という検索キーワードがでてきます。

そこでネガティブなコンテンツが有ると、求職者を逃してしまいます。優秀な求職者ほど企業の評判まで入念にチェックするため、経済的な損失だけでなく人材も逃してしまいます。
求職者が見る転職サイトなどもチェックして削除依頼をし、人材確保につなげましょう。

ポイントを抑え削除依頼して、風評被害対策しよう

今回はWebサイトでの削除依頼方法について紹介しました。Googleに削除依頼するより、サイト運営側に削除依頼しましょう。

サイト側に削除依頼しても、必ずしも削除してもらえるとは限りません。

サイト側に削除依頼する際には、こちら側の名前をフルネームで記載したり、身元を明らかにするなど詳細な個人情報を記載しましょう。
また、削除依頼するコンテンツがどの規約にそのように違反しているのかを明記しましょう。その内容からどのような被害を被るのかまで記載してあれば、削除してもらえる確率が上がります。

もし削除してもらうのに自信がない場合、専門業者に相談しましょう。専門業者であれば、日頃からコンテンツを削除しているため、削除できるかどうかを判断してくれます。また、必要であれば代理で削除をしてくれます。

業者に頼るのも一つの手段です。

情報化社会の中で、購買や来店の前に店舗名や商品名をWeb上でチェックしてから判断する人が増えてきています。その中でネガティブな印象を与えてしまうコンテンツがあった際、企業側は消費者を知らず識らずのうちに逃してしまっているのです。

そのような見えない経済的損失をおきさせないように、削除依頼して風評被害対策をしましょう。